タバコのメリットの幻想

"タバコが集中力を高める"は大ウソ!逆にニコチンの禁断症状で集中力を奪う

タバコを吸うと集中力が上がるというのはウソ!

今回は、「タバコの幻想」シリーズの第4回です。

ちなみに前回の記事はこちら。

"タバコで落ち着く・勇気がでる"という幻想を打破せよ!【ニコチン依存】

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禁煙マスター
どうだ、禁煙できそうになってきたか?
せいじ君
でもな~…禁煙すると集中力が落ちるじゃないすか…仕事に支障が出たらいやっすよねえ…
禁煙マスター
出た勘違い!
せいじ君
えーーー!またっすか!?

集中力の問題は、禁煙に関する話題でよく出てきますね。

今回は、タバコと集中力の関係について解説していきましょう!

「タバコを吸うと集中できる」っていう話、実は大ウソだああああ!!

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タバコを吸うと集中力が高まる?

タバコを吸うと、ニコチンの禁断症状で集中力は落ちていく。

タバコの仕組みについてはこれまでにも解説してきましたが、もう一度復習しておきましょう。

「タバコを吸いたい」という気持ちの仕組み

タバコを吸う→禁断症状「タバコ吸いたいな~」→タバコ吸う→禁断症状「タバコ吸いたいな~」…

→無限ループ

これを引き起こしているのは、タバコに含まれるニコチンです。

ニコチンは、タバコを吸って1時間後には75%が体内から抜けてしまうので、喫煙者は常にニコチン不足と戦わなければなりません。

禁煙マスター
ニコチンが引き起こす禁断症状は、次のタバコを吸わせるための不安感や焦燥感だ。
せいじ君
たしかに…タバコを吸ってから1時間くらいするとそわそわするっすねえ…

現代社会では、いつでも好きなときにタバコを吸えるわけではありません。タバコを吸える場所は限られています。

つまり!喫煙者はタバコが吸いたくてそわそわしている時間が長いということです。

逆に言えば、喫煙者はタバコを吸っている状態のみ集中力が戻っています。

ここで大事なことは、「集中力が戻っている」ということ。

「増している」のでありません。「戻っている」んです。

せいじ君
ん?「戻っている」ってどういうことっすか?
禁煙マスター
非喫煙者と同じ状態に戻っているってことだ。
せいじ君
え!?喫煙者ってめっちゃ損じゃないすか!

そうです。タバコのせいで非喫煙者より集中できない状態が続き、タバコを吸うことで一時的に集中力が戻ります。

ニコチンのせいでタバコに意識がいってしまうため、喫煙者の集中力は低いんですよ。

せいじ君
そんなあ…

タバコは集中力をもたらすどころか、集中への邪魔をするということです。

禁煙マスター
喫煙者は、タバコに対しての集中力は高いがな…。
せいじ君
うおお…つらいっす…

参考国立循環器研究センター

タバコは、身体的にも集中力を低下させる

禁断症状の面からタバコと集中力の関係を見てきましたが、実は身体的にもタバコは集中力の邪魔をします。

タバコにはめちゃめちゃな数の有害物質が含まれていることは知っていますよね。

その有害物質は、タバコを吸えば吸うほど血管に溜まっていきます。

禁煙マスター
その結果…血管がつまって、脳や体に酸素が届きにくくなる。
せいじ君
はあ…それでどうなるんすか?

集中状態には酸素が必要です。

水の中で息を止めているときに集中しろというのはムリですよね。

集中するために大事な酸素が、タバコのせいで全身に届きにくくなるわけです。

そのため集中力が落ちます。

せいじ君
そういうことだったんすね…

なぜ「タバコは集中力を高める」と思ってしまうのか

では、なぜ「タバコは集中力をもたらす」と思ってしまうのでしょうか。

この問題も、ニコチンの禁断症状と関係があります。

タバコを消した瞬間から、体内のニコチン濃度はどんどん下がっていきます。つまり禁断症状がスタートします。それとともに「タバコ吸いたいな~…」という気持ちがどんどん大きくなってきます。

禁煙マスター
集中力がない状態だな。

しかしタバコを吸うことで禁断症状が緩和され、瞬間的な覚醒状態になります。

結果的に、「タバコを吸ったら集中力が回復した」と喫煙者は思ってしまうわけですね。

せいじ君
ダマされてる…
禁煙マスター
タバコのせいで集中力が落ち、タバコによって集中力を回復させているだけだ。やはり無限ループだな…

「禁煙すると集中力が落ちる」というウソ

禁煙すると集中力は落ちない。ニコチンの禁断症状が気になっているだけ

では、「禁煙すると集中力が落ちる」というのは本当なんでしょうか?

せいじ君
この話はよく聞くっすよ!僕も禁煙したとき集中力が落ちたっすからね!

実はこれ、喫煙者の勘違いです。

禁煙中というのは、どういう状態でしょう?

せいじ君
ええと…タバコを吸わない状態っすよね…
禁煙マスター
タバコは消した瞬間から禁断症状が徐々に出てくる薬物だ。じゃあ禁煙中はどうなる?
せいじ君
そりゃあ、吸いたくてしょうがないっすよ…

禁煙中はずーーーーーーっと禁断症状が継続します。

ニコチンが体内からほぼ抜けるまでに3日、完全に抜けるまでには3週間と言われていますが、その間はずっと禁断症状なうです。

これでわかりましたね。

禁煙すると集中力が落ちるわけではなく、禁断症状を緩和できないから元喫煙者の心はそわそわしています。つまり集中力が落ちていると思ってしまうわけです。

せいじ君
やはりニコチンの仕業っすか…

こうなると、禁煙中の人は「集中できないと仕事に支障が出るから吸ったほうがいいな」という言い訳を見つけて、また喫煙者に戻ってしまいます。

禁煙マスター
常に集中力が低下している喫煙者に戻るのはもったいないんだがなあ…

禁煙すればタバコがなくても集中できる

人間、タバコがなくても集中できるんです。集中力を高めることはできるんですよ。

非喫煙者を見てみてください。タバコなしで集中できています。

現実をみてみると、タバコがあなたから集中力を奪っているんです。

せいじ君
タバコがないと集中できないもんだと思ってたっす…
禁煙マスター
勘違いに気づけてよかったな!

まとめ

喫煙者の集中力は一瞬。非喫煙者のほうが集中力が高い

今回の内容をまとめておきます。

  • 喫煙者はタバコを吸っているときのみ集中力が戻る
  • 喫煙者は常に集中力が低下している
  • ニコチンの禁断症状緩和を集中力UPだと勘違いしてしまう
  • 禁煙しても集中力は落ちない

それでは今回はこのへんで!

「タバコの幻想」シリーズの次回は、本当にリラックス効果があるのか検証しています。

勘違い!"タバコを吸うとリラックスできる"は嘘。だって心拍数上がってない?

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